デジカメの解像度は、5D mark2でミリ100本程度という記事を見て、ああ、なるほどなと思った。
というのは、CONTAXのNのレンズ、アサカメのテストでは、コントラストはそこそこに高いのだけど、解像度はそれほどでもないのが意外だったこと。そして、中判用のPlanar110/2で撮影したデジカメの画像が大変優れたものであったこと。それらの謎が解けたからだ。
フィルム時代は、どちらかといえば、解像度が中心であり、優れたレンズの解像度は高い。ツァイスは解像度よりもコントラストを重視したなどと言われるが、ハッセルのレンズでもCONTAXのレンズでも優れたレンズの解像度は高く、またZeiss自身もCamera Newsなどでは、Planar 85/1.2の解像度はミリ何本であるとか自慢気に記述している。
コントラスト重視というのは、確かにコントラストも設計目的に入れていたということで、むしろ解放から一定の解像度を確保することがレンズ設計の目的であったのではないかと思う。Leitsはアサカメへの回答で、解像度などで評価しても意味がない、コントラストの方が重要だという内容を答えていたが。
CONTAXの単焦点レンズ、例えばPlanar 50/1.4だと、中心部の解像度は、開放でミリ160本程度、周辺で100本程度だったと思う。絞れば、中央でミリ224本だったと思う。
今のデジカメ用レンズに比べると、この数値は相当に高い。デジカメ用のズームレンズだと、開放だと中央でミリ100本程度、絞って160本程度だったと思う。
で、どうして低解像度のレンズがまかり通るかというと、結局のところ、そこまでの結像性能がデジタルには必要ないということだろう。デジカメに求められるレンズ性能というのは、解像度よりも、テレセントリックな光の方向とコンラストなのだと。
以前5Dで紅葉を撮影したときに、印象的だったのは、ハッセルのレンズをつけた画像だった。色ぬけ、臨場感いづれも相当なもので、どうして解像度が低いはずの中判レンズがきれいに写るのか疑問だった。
その理由を思うに、デジカメの解像度は、素子の大きさに加え、ベイヤー配列での色補間が加わることから、本来のレンズの解像度をデジタル的に補間した結果となる。ということは、イメージとして、真っ直ぐな光で光量が豊富であれば、補間結果は、解像度のあるものとなるはずだ。
という仮説を、今度、5D mk2で検証してみようと思う。
5D mk2で思ったのは、レンズの特性が以前よりもはっきりとしていることだ。とくに、Planar55/1.2など、ピントの薄さが線の細さとしてはっきりと判別できる。フィルムでは感覚的にスパッとした描写としてわかるものであったが、それが明確な線の細さとして画像となるのは驚きである。
5D mk2は尖っている。
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